◆日本精工 朝香聖一社長

日本精工の朝香聖一社長は1942年12月24日生まれの65歳。0学上では木王星、小馬座、決定期の人になります。
 この星回りは総じて知性と適応力に優れます。五感も鋭く、創意工夫が得意。生まれつき金銭に関する才覚もたけているので、資産形成が上手です。どんなことも自分で動かさないと気が済まない面がありますが、それを補ってあまりあるほどの長所ですね。
 朝香氏は2002年に社長になり、04年に取締役代表執行役員社長に就きました。なかでも04年は人気期にあたり、これ以上ない最高の1年だったはずです。
 充実期の今年は季節にたとえると晩秋。そろそろ冬支度が必要です。4年後の12年には運気が増しますので、それを逃さないためにも準備を整えましょう。
まず8月に入ったら、ありとあらゆる身のまわりを再点検すべきです。仕事に没頭す
るあまり、反動が公私ともに出ていると見受けられるので、時間に対する意識を見つ
め直すのが大切。健康のためにも生活に余裕を持つことをお勧めします。旅行するなら海、特に世界のビーチリゾートがベスト。
今年後半から3年後の11年の間までに赴くと、持ち前の五感が一層磨かれ、仕事、生活ともに多くのヒントが得られます。

 ベアリング業界最大手の日本精工を鑑定してみると、地道な努力が実を結んだ優良企業と出ました。主力のベアリングなど精密部品でゴツゴツと実績を積んだことが足腰を鍛えたようですね。先が読めない時代のなか、有利です。

気になる今後はどうでしょうか。まず海外での成果が期待できます。同社はブラジルを皮切りに海外に進出しましたが、「欧州、中東で成果が出た後、米国が続く」とのサインが出ました。ただ、向こう3年のうちに米国、アジアで何らかの変化が起きそうなので、コンプライアンス(法令順守)の態勢はしっかり整えておきたいところです。

 国内では、神奈川県藤沢市の新工場が同社の機動力を一層向上させ、心強い存在になってくれそ

 さらにもうつひとつ。前例のないプロジェクトが始まり、一時的に研究費などの費用が増大しますが、この取り組みは将来への投資で「吉」。乗り越えれば、世界的シェアが期待できる事業に育つでしょう。8年後の設立100周年が楽しみです。

夕刊フジ2008年6月11日

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