◆トヨタ自動車 豊田章男社長

「夕刊フジ/ZAKZAK(2010年2月27日より)」
 リコール問題で米議会の集中砲火を浴びたトヨタ自動車の豊田章男社長(53)。
お家の一大事を創業家社長は乗り切ることができるのか。
元銀行員で株式アナリストでもある0学占星術師、愛川令章氏が占った。

 「豊田氏は生まれながらにして指導者、起業家としての星の下に生まれています。社長に就任した2009年は0学では『生長期』。豊田氏の運気がよいこともあって今のポジションに就いた」と指摘、こう続ける。

 「0学では『土王星』生まれ。この星はプライドが高く、自分自身の心をなかなか明かしません。周囲からはつかみづらい変わり者などと思われ、浮いた存在になってしまうこともあります」

 こうした特徴を踏まえたうえで、愛川氏が関心を寄せるのが、豊田氏と他の役員との相性だ。

 「トヨタの全役員と豊田氏との相性を調べてみたところ、見事なくらいに合いません。一部の役員が、リコール問題の責任を豊田氏に覆いかぶせているような暗示も出ています。仮にそうなら少々気の毒でしょう」

 問題がこじれたら、引責辞任の可能性もあるのだろうか。

 「今の段階での確率は40%で続投が60%。続投の割合が高いのは、本人に辞める意思がないためです。リコール問題の発端が、豊田氏が社長になる前のことなので、豊田氏は
『なぜ、私が社長になった途端にこんなことが』
と憤慨しているように読み取れます」
 気になるのはトヨタが立ち直る条件だが、愛川氏は豊田氏の続投こそが必要としている。
 「『土王星』生まれは現状を急変させられる強運を持つ。別の人がトップになるより、豊田氏が続けて事に当たった方が、リコール問題は割と早く落ち着くでしょう」

 ただ、それにも条件があるという。

 「役員を一新することです。意思疎通がより図れる布陣を整えればいいチャンスに変わる。教訓として生かされ、再び繁栄が訪れるはずです」

 豊田氏の動向が注目される。

「夕刊フジ/ZAKZAK(2010年2月27日より)」

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