日本たばこ産業（ＪＴ）の木村宏社長は1953年４月23日生まれの55歳。０学上では木王星、蛇座、開拓期の人になります。
この生まれの方は、堅実な性格で強い集中力の持ち主。目立ちたがり屋で頭に血がのぼりやすい欠点もありますが、組織の中で光り輝くタイプなので、リーダーには非常に向いています。
木村氏が現在のポストに就いたのは2006年６月のことでした。トップに就任したもののご自身としてはどこかしっくりこない感じを抱いていたのではないでしょうか。そんなサインが出ています。
経済期にあたる今年は前々からやり遂げたかったことがかなう年。中国産の冷凍毒入りギョーザ事件など問題にけりをつけるいいチャンスです。幹部とともに二人三脚、組織力を高めれば達成できるでしょう。また、今年は棚ぼた的な幸運が舞い込む可能性もあります。
気をつけたいのは問題の先送り。見てみぬふりを続けていると将来ますますこじれます。肉体的、精神的にパワーアップしたければ芸術鑑賞が吉。ヨーロッパ方面への旅行をお勧めします。
輸入販売した中国産の冷凍毒入りギョーザ事件で注目を集めるＪＴですが、同社を占ってみると、くしくもその食品分野への取り組み方次第で今後の明暗が別れると出
ました。
社会における同社の信頼はこの事件で地に落ちましたが、事件の解明と再発防止を徹底すれば、原状回復は意外なほど早く、信頼性も改善します。当たり前といえば当
たり前ですが、それができるかできないかは死活問題。信頼回復が中途半端だと衰退の道を歩かでしょう。
事件に決着をつけたうえで、食品事業、特に加工技術の向上や流通の改善に力を入れると同社は思いのほか繁栄します。
国内よりは海外で成果が出るようですね。来年いっぱいまではさまざまな出費が予想されますが、迷わず前を向いて突き進むことです。個別には「飲料水」というキーワードも浮かんでいますので、そこにビジネスチャンスがあるのかもしれません。節目
は３年後。努力した分だけの結果は出ます。
夕刊フジ 2008年5月28日