武田薬品工業の長谷川閑史(やすちか)社長は1946年6月19日生まれの62歳。0学上では土王星、大戌座、0地点の人です。
この生まれの方は頭脳明晰でエネルギッシュ。大抵のことはこなす秀才タイプが目立ちます。性格はきまじめで、しかも会話が上手なため、ビジネスでの成功は約束され、出世も早い。大ざっぱで細々としたことに向かない面がありますが、それを補っで余りあるほど、さまざまな長所に恵まれています。
長谷川氏は2003年の経済期に現在のポストに就きました。この年は非常にいい運気で、やることなすことすべてがうまくいったはずです。
また、0地点生まれはタイミングをつかむのが上手なので、その強さが十分に発揮さ
れた年ともいえます。
08在には開拓期。物事が進みやすくなる1年で、すでに
製薬業界首位の武田薬品工業。生活習慣病に強みを持つ同社は、日本を代表する優良企業のひとつです。
0学で同社を会長と社長の運気の面から鑑定してみると、武田國男会長(68)と長谷川社長のコンビネーションはまずまずで、当面の目標である
後半を過ぎ、そんな実感を得ているでしょう。
ただ、強いて難点をあげると、同氏にとっては、仕事運と社長としての個人の運がズレやすいとき。つまり、仕事運はいいのですが、それに比べて社長としての運がいまひとつなのです。このズレを解消するには、相性がいい人物を役員に置くと解消されます。でも人事に関することなので現実的ではないかもしれませんが…。
健康面では9月以降、「体に疲れがたまりやすい」とのサインが出ています。特に胃痛や肩凝りには要注意。アルコール類や刺激物を控え、週に数日はおかゆを召し上がるといいでしょう。運動は水泳がお勧めです。
売上高2兆円に向けて二人三脚で歩むにはよいタッグといえます。
気になる成長性ですが、細かく占ってみると、「がん」というキーワードが浮上し、なかでも「遺伝子」に関する研究が同社の将来を「明るいものにする」と出ました。人類にとって、がんの治療は永遠の課題で関心の高いテーマだけに期待したいところです。
もっとも、費用面は注意が必要のよう。全般的に研究費などの費用が増大しそうなサインが出ていますので、何か必要で不必要か、原点に立ち返り、洗い直してみるのをお勧めします。
地道にゴツゴツ研究を重ね、費用面を改善していけば、結果は意外と早く、2年後から感触がつかめそうです。
夕刊フジ 2008年8月13日