丸善の小城武彦社長は1961年8月8日生まれの46歳。0学上では土王星、牡牛座、開拓年の人になります。
この生まれの方は、美しさや快適さを追求するタイプで、何をやるにしてもセンスを重視します。また、妥協を許さない完璧さと粘り強さも持ち合わせています。
ただ、人のことよりは自分のことを優先しがちなところが少々強いようですね。白身を大切にする気持ちをちょっと他人に向けるとさらに運気は開いていくでしょう。
現在のポストには昨年4月、「0地点」で就任しました。0学でみるこの時期は、「困難さ」を示しているので、頭を抱えたくなるような難問もあったはずです。
今年は「清算期」にあたりますが、昨年からの流れを引き継いでいますので、公私ともに気を抜けない状況が続きそうです。
仕事に関しては、ひとりですべてを解決するのではなく、役員全員に分散させましょう。自らの意識の転換が開運を引き寄せるカギです。
健康面は、胃や腸に精神面からくるトラブルが起こりやすいので、積極的に気分転換を心掛けたいところ。海外の遺跡巡りがベストですが、国内でも大丈夫。方位は北が吉です。
体力が消耗し、疲労が蓄積しているときは、お汁粉がぴったり。朝にみそ汁を取るようにすると幸運が舞い込みます。
出版販売で紀伊國屋書店に次ぐ業界2位の丸善。中小書店が相次いで廃業するなどサバイバルレースが激化していますが、同社は積極的な新店開店が奏功、快進撃を飛ばしています。
同社の歴史は古く、創業は139年前の1869年。0学では144年を一回りの節目とするので、残りの5年で新たな時代に突入することになります。
その5年後ですが、本物、実力を持ったものだけが生き残れる厳しい時代。
同社は、過去の荒波を何度もくぐり抜けてきましたので、その貴重な体験をここでこそ総動員したいものです。
もっとも、追い風の面もなくはありません。グローバル化か一段と加速し、生活する国や地域が多様化、バイリンガルな人たちが増えますので、海外書籍に強い同社の価値は高まるはずです。海外書籍の需要が拡大したり、日本語で出版された書籍を外国人が海外で求めたりするケースも増えそうです。キーワードとして「欧州」「豪州」が浮かんでいますのでここに商機ありととらえたいところ。
気になるのは小城社長を含む全役員の就任時期。鑑定した結果、積極性や攻勢の面に「不完全」と出ています。何事もいま以上の心意気で攻めていきたいものです。
2008年3月26日夕刊フジ