◆上場企業分析社長サイクル⑦クリナップ

(証券新報2009年6月5日号より抜粋)
砂漠地帯でも有効な水周りシステムが決め手!?
昭和24年(牡牛座年)東京都荒川区で座卓製造販売からスタート。その後井上食卓㈱を設立、後に井上工業㈱と改称し昭和36年(牡牛座年)商標「クリナップ」が誕生。そして平成2年(子馬座年)に東京証券取引所2部上場、平成3年1部へ上場する流れはかなり頑張ったような感じです。


090605.jpgそこで会社の全体運を分析してみますと、現在の井上強一社長(60歳)=木王星牡牛座年充実生まれで、非常に繊細でありながら、気まぐれなところが特徴。さらに慎重で優れた洞察力もあり、とても魅力的で人当たりも良く、美と調和を愛するところは現在のキッチン・バスなどとても合っているところでしょう。
しかし、その半面での特徴は、人に依存する傾向も出ており、たまに非現実的な理想を掲げるところがあるようです。社長の就任次期での運命は、昭和62年(卯年0地点)物事の始まりのところではありますが、色んな要素でプレッシャーが多い時点で社長を引き受けられたような感じです。
その様な中で株式上場も果たし、色々なところに運命とは違う自助努力でのパワーで今現在があるようです。今後の業界の流れを見ていきますと、2世帯での家族型が再び復興していき、その間に女性の時代に入るところで、キッチン・浴槽など特に水周りなどは、今後も様々な工夫がなされ進化していくと見られます。
ただ、今後の時代は貴重な水をいかに使い回して台所仕事をこなすか、というテーマも出てきます。これは日本だけのテーマではなく世界各国が共通で掲げるものだと思われるので、現状以上に研究を重ねられ、重要視した家の中の水周りが時代を担うと思われます。
水のリサイクルのテーマでは、井上社長の星が得意とするところですので、まずは砂漠地帯の水周りを開発されることを期待いたします。また、会社の今期連結決算報告を見てみますと、黒字転換ながら、非常に良いとは言い難い数字です。しかし、新しいものを生み出す運がある井上社長ですので、株価は徐々に上へ上げていく底力は十分に備えていると見ています。是非ご参考に。

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