(夕刊フジ2008年5月21日より抜粋)
プロ意識強い努力家 常に完璧目指す
ソニーの中鉢良治社長は1947年9月4日生まれの60歳。0学上では火王星、大熊座、決定期の人になります。
この星回りは努力家が多く、社会のためなら身をささげることも辞さない性格の持ち主が目立ちます。プロ意識が強く、どんなことも完壁を目指しますが、その半面、行きすぎると仕事中毒になりがちなのが欠点ですね。
中鉢氏は2005年に現在のポストに就きました。この時期は開拓期で新しいサイクルで、その通りの結果が表れたといえます。ただ、エネルギー不足の暗示があったので、自分がやりたいことや目指していたことが中途半端に終わったことも少なくなかったはずです。
今後もスタミナ切れに気をつけましょう。それを防ぐためには、抜くときには抜くことです。1週間のうち1日は何もしない日をつくり、自身の趣味に没頭すると日々の業務がスムーズに流れていきます。
休日の使い方は、船を使っての束京湾一周や魚釣り、ジムなどでのプールが癒しに直結します。アルコールは焼酎、特にそば焼酎がお勧め。
この星回りはビールとの相性が悪く、体を冷やしてしまうので要注意です。
ソニーは、2008年3月期連結決算で純利益が前期比2・9倍の3694億円となり、1998年3月期以来、10期ぶりに過去最高を達成しました。
この要因を0学で占ってみると、ハワード・ストリンガー会長(月王星、小馬座、再開期)と中鉢社長の相性のたまものといえます。両トップは堅実さが持ち味。まさにお堅い経営が好決算を導いたといえます。
気になる今後はどうでしょうか。
一応、発展はするものの、スピード、広がりともにそれほど期待はできません。持ち前の堅実さば安定を約束してくれますが、発展の原動力となる冒険を嫌うためです。
とはいえ、日本を代表する世界企業、そうもいってはいられないでしょう。現体制で大きな発展を目指すなら、映像と音とそれらの技術を追究することをお勧めします。
ゲーム機器などのエンターテインメントの分野ではなく、演算プログラムのような数字に関連する分野にチャンスがあるようですね。
そこに方向を定めて、エネルギーを注げば、20-30代の若者たちを中心に評価され、新たな柱に成長します。