◆トヨタ自動車 渡辺捷昭社長

(夕刊フジ2007年11月7日より抜粋)
強運の持ち主 才覚、情に厚い
 トヨタ自動車の渡辺捷昭社長は1942年2月13日生まれの65歳。0学では月王星、小馬座、開拓生まれの人になります。


この星の生まれは強運の持ち主が多く、才覚に優れ、何でも器用にこなします。そして情にも厚いのが特徴です? 半面、いろいろなことを同時にこなさなくてはならないような状況に置かれると、表面だけで片付けようとする傾向があります。そのせいで、自分の望む方向とは違うところに流れてし事つことも少なくありません。そんな欠点も持ち合わせます。
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社長に就任したのは2005年6月で、「健康」年に位置します。
 渡辺社長の場合、この運気期は外的なこと、つまり周囲から悩まされやすい状況を示しています。楽な時期での就任とはいえず、さまざまなキッい仕事が待っていたことでしょう。
社長を取り巻く周囲、例えば同社の経営陣を含めてみてみますと、会議ではいい案、積極的なプランは出るのに、なかなかまとまらない…そんなことが多かったはずです。一事が万事、そんな具合で、ジリジリとした日々の連続だったように見受けられます。
 「浮気年」の今年は、外的要因には悩まされなくても、個人的なことを含めた内的な悩みが出てくることを指示しています。疲れもたまっているのではないでしょうか。
 問題は今後です。0学でみますと、お金に関して「陰りあり」と出ています。 気になるのは会社でのことで、歴代の社長から引き継がれてきた案件がより複雑化して浮上してくるとうかがえます。
 もちろん、解決できないことではありません。渡辺社長の08年は「再開」年にあたります。
「見直し」 「決断」がキーワードの運気期で、追い風が吹く非常にいい年です。
 社長の星の特徴である強運、器用さ、情の厚さを最大限に生かしながら大胆に決断して見直
していけば、うまく乗り切れるでしょう。
 トヨタ自動車の原点である豊田佐吉氏は1867年3月19日生まれ。モノがない時代のなか、あるモノだけで工夫して生きた活発な方だったようですね。創業者の豊田喜一郎氏は1894年6月11日で、感性と行動力に優れ、いろいろな障害を持ち前の先見の明で乗り切ったと読めます。
 その精神に支えられた同社は、直近の連結決算業績が売上高23兆9000億円、営業利益2兆2000億円、売上高営業利益率9・3%、キャッシュ2兆円とどれもケタ外れ。株価も創業当時から
10倍近く伸びています。 まさに世界のトヨタで弱点なしを印象づけられますが、今後を占ってみますと資金面で注意が必要のようですね。
 リコール問題がそのサインとも判断できますし、来年の2月、あるいは5月か6月までに投資に関する何らかの事象が表面化してきそうです。連結販売台数地域別シェアでアジアが見劣ることから、そこへの投資なのかもしれませんし、環境に関することかもしれません。
 0学でみますと、会社の運気期は原点である佐吉氏へと回帰しますので、物作りの基礎に〝人″を据える 「人本位主義」をもう一度見直し、基礎を踏み固めてみてはいかがでしょうか。
 国内の販売店や下請け会社にいままで以上の注意を向けるとさまざまな面でいい効果がでるようです。

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