◆楽天 三木谷浩史社長

(夕刊フジ2007年11月21日より抜粋)
年齢を重ねると幸運をつかむ
 三木谷浩史社長は1965年3月11日生まれの42歳。0学的には土王星、蛇座、人気期生ま
れの人になります。

性格は陽気で活発、頭がよくて仕事熱心。奉仕精神も持ち合わせます。だからなのか、目上の人に引き立てられやすく、このタイプは、社会で名を成す人が多いですね。
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 人生の大まかな流れをみてみると、若いときは苦労しますが、「年齢を重ねると幸運をつかむ」と読めます。人気期生まれなので、ピンチがあるたびに誰かに助けられるラッキーな面も備え、人生は思いのほか順調に流れていくようにうかがえます。
 ただし、気をつけなければならないポイントがあります。昨年から突入した背信期↓0地点↓精算期の3年間が、落とし穴になりかねません。
 この時期、何か行動を起こすにしても、いつもの慎重さを忘れ、勢いで判断してしまいがちです。慎重さを欠いた判断と行動は、望む望まないにかかわらず、自然と「相性の悪いもの」を引き寄せ、清算期の次の開拓期以降、大きな問題として浮上しそうです。
 対策としては、何事も慎重を期し、この時期を「次の時代のための戦略を練る時間」ぐらいに受け止めて、知力、財力のエネルギーをため込むこと。これに尽きます。
 補足的なアドバイスは、まず運気の波に乗っていると思える人と一緒に過ごすこと。また、山猫座(寅年生まれ)の人とかかわると、金銭面で運気を改善し、健康運を向上させられますので、経営陣に招き入れるのもひとつのテかもしれません。
 念を押しますが、いまは、性急な決断と行動は避けるべきとき。TBSとの資本・業務提携が膠着状態で頭が痛いところかもしれませんが、我慢のしどころともいえます。
 陰の時代の次は陽の時代。ジッと耐えれば、より華やかで充実した人生を送れるでしょう。
 楽天は1997年2月、「エム・ディー・エム」として設立しました。三木谷社長が31歳のときで、0学的には開拓期に生まれた企業になります。
 三木谷社長とベンチャー企業の相性はよく、2年後に現社名に変更しましたが、これもいい時期での決断でした。
 直近の連結決算内容をみると、売上高2032億円、営業利益291億円、当期利益27億円。
 何やかんやいわれても利益を出していられるのは、設立と社名変更の時期が絶妙だったことと無関係ではないようです。
 今後はどうでしょう。気をつけるポイントは2000年(健康期)▽02年(浮気期)▽05年後半(充実
期)▽06年(背信期)、そして今年(0地点)に起こした事業のなかにあるようですね。
 三木谷社長との相性が悪い事業が散見されます。ご自身も見直すべきところを承知しているかもしれませんが、これを改善し、他の事業に資金を回せば、運命の輪が勢いよく回転し始めます。執着をなくし、切り捨てる決断が必要でしょう。
楽天にとって、03年の旧DLJディレクトSFG証券(現・楽天証券)の子会社化、その翌年にプロ野球パ・リーグの楽天ゴールデンイーグルスを得られたのはこれ以上ない幸運で、ゴールデンイーグルスというネーミングも死角がありません。この2つは同社にとって欠かせない存在なので何があっても手放さないように心掛けるべきです。

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