(夕刊フジ2008年1月9日より抜粋)
大きな決断は4月以降が吉
犬伏春夫社長は1944年2月10日生まれの63歳。0学上では木王星、ヘラクレス座、人気期の人になります。
この生まれは、洗練された知性と多彩な才能に恵まれます。ロマンチストである一方で、原理原則を重んじる側面もありますね。時に独裁的な態度を見せることがありますが、なぜか周囲は温かな目で受け流してくれるという得な面も持っています。
犬伏社長は67年に神戸製鋼所に入社しました。0学でみると、現在の地位からは想像ができないほど数十年にわたり厳しい職務に直面したと出ています。ただ、それにしっかりと立ち向かってきたようです。「情熱」という言葉が浮かんできますから、仕事への熱意がそれを支えたのでしょう。
96年に経営陣としての第一歩になる取締役に就かれていますが、この時期になるとは思って
いなかったのでは。ちょっと遅かったかなぐらいの心境だったようにうかがえます。
そして2004年4月に社長に就任。鉄鋼事業との相性、経営陣との相性ともに死角がないベストのタイミングでした。
気になる08年はどうでしょうか。「再確認」というキーワードが出ています。公私ともに1年間のスケジュールを1月中に再チェックした方がいいようですね。しつかり確認しておくと運気アップにつながり、4月以降の新年度の運気を一層向上させられるはずです。
大きな決断やアクションは4月以降が吉。結論を下すときは、その期日からさかのぼり、1ヶ月から半月前には決めておきたいですね。
健康管理も忘れずに。1-3月の間に、体調チェックをしておくことをお勧めします。幸運を呼ぶ食材は玄米、湯豆腐、イモ類。根野菜たっぷりの鍋料理が体に合うようです。
鉄鋼、非鉄、機械が3本柱の神戸製鋼所は、発電や不動産も手掛けるなど複合経営に特色がある企業です。
同社を0学でみると、理想的な経営陣と体制を持つ企業と判断できます。もともと犬伏社長と同社の相性が極めていいこともありますが、周囲の役員がそろって「堅実」の星に恵まれているのが注目に値しますね。
結束力が高いので予期せぬ出来事が起きても迅速に対応できますから、傷口が大きくなることはありません。ビジネスチャンスにはより大きな果実を手に入れられます。
気になる08年は、「鉄鋼」関連にチャンスがあるようです。昨年5月に加古川製鉄所第2高炉が再稼働したのは大きなプラス材料。自ら追い風を作り出したともいえます。
今年は犬伏社長の好運期「充実期」にもあたりますので、その追い風を受けながら、ドンドン加速したいものです。
今年から都合4年間が重要な時期とのサインが出ていますので、例年以上の心構えで事業に臨みたいところ。そうすれば、同社が目指すオンリーワンの企業にますます近づけます。