(夕刊フジ2008年2月6日より抜粋)
悩み多きもアパレル業との良い相性助けに
柳井正会長兼社長は1949年2月7日生まれの58歳。0学上では土王星、牡丑座、開拓生まれの人です。
この生まれは一見、穏やかに見えますが自立心が強く、わが道をゆくタイプ。少々頑固なところもありますね。
柳井氏は84年9月に、ファーストリテイリングの前身である小郡商事の社長に就任しました。このときは精算年にあたり、財務面で非常に苦労したはずです。
2002年に会長職に就いたものの、3年後の05年9月、またしても社長職を兼務。前社長を事実上更迭するという厳しい決断を下し、世間を驚かせました。ただ、0学でみた場合、柳井氏は「社長交代を何度も繰り返す」と出ていますので、この結果は、自然の流れだったともいえます。
社長職に返り咲いて以降、さまざまな悩みに直面しているようですね。でも、柳井氏はアパレル業との相性が抜群。その相性のよさが、悩みを打開する一助になってくれています。
08年は、経営者としての知恵が一番必要とされる年。決算書から見える数字をクールに見つ
めることが肝心で、朝方のひらめきと勘を使うと、いい案が出てくるでしょう。
寝室は北北東で。携帯電話や手帳などのグッズにモスグリーンを使うと、いい運気を呼び寄せられます。また、頻繁に使う小物、例えばペンでいい素材のものを選ぶと魔除けになります。
ベーシックカジュアル「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは1949年3月、小郡商事として創業し、63年5月、資本金600万円で設立しました。この設立期の運気が非常によく、いまの繁栄の礎になっているようです。
今後の社運はどうでしょう。柳井氏が社長を兼務したのが2005年。この年に始めた事業は非常に大切にしたいですね。将来、大きな収益源となってくれます。
半面、気になるのは積極的に進める事業拡大です。鑑定すると、「売上高が伸びたとしても想定外の出費がかさむ」と出ました。同社のビジョンなのはわかりますが、06年から着手した事業拡大を改めて見つめ直すのも一考。精算できる事業、案件を整理すると「吉」と出ています。
0学でみるアパレル業界は、これから勝ち組と負け組にますます2極化していきます。勝ち組でいつづけるためのキーワードはエコで、この業界では加工技術になるでしょう。積極的に取り組めば飛躍の曲線は急上昇するはずです。
このほか気になる点はピーアール。今年に限っては「赤」を基調にした社のシンボルマークを控えめにしておいた方がいいようですね。北京オリンピックは連結売上高に貢献してくれそうです。